毎年開催されているOVER ALL に参戦した。 忙しくて時間がとれず、本当は昨年参戦したYZ80をアップグレードしたかったのだが・・・無情にも時間は過ぎ、前日になってやっとメンテナンスできた。そこで行ったチューニングはステッカーチューン?! YZ80に「0」を足してYZ800!! 800ccといえば、motoGPテクノロジーじゃないか??・・・いやどうだろう。
とにかく参戦した。
前日からの雨はダートコースを「田植え前」の状態にして我々を出迎えた。コースは予想通りだったので主催者に交渉した。「モトクロスタイヤ使っちゃダメ?」主催者「・・・様子を見ます」。結局使えなかった。当たり前だ、レギュレーションには詠ってある。
しかしだ ! 450ccオーバーのmoto1マシンや、80ccであろうとなかろうと、全くの無差別で戦う無茶苦茶な競技は意味もなく無邪気になれる。'99年式のYZ80、いや800で、最新型のYZ450Fなどスーパーモタード車両に挑むのはただのバカ? かも知れないが、場合によっては・・・いやいやマジメさ。
ごらんのようにタイヤはドロドロ。コースはあっという間にグラベルとターマックの境はなくなり、全面ダートへと。おかげで転ぶ転ぶ・・・ダートは本当に田んぼ!! ぬかるみはフロントタイヤの回転を阻害し方向性を持たない。もちろんリアはスピンしたまま前に進まない・・・田んぼ、もしくは轍のあるアイスバーン状態がライダー達を「楽しませてくれた」。
そしてアスファルト路面もあっという間にフラットダート化し、コーナーへの進入でリアからスピン転倒したりするのは当たり前・・・
予選はタイムアタックだったが、いたるところでスタック、転倒続出。そんな中でグループ2位。でも転んだ・・・何度も転んだ・・・レザースーツなのにドロドロ・・・あ~ぁ、どうやってクリーニングするんだよ??
この写真はアスファルトセクションです。本当は・・・
ファイナルレース。昨年に引き続きウォームアップで転倒・・・懲りないな。
スタートは2番手で1コーナーを立ち上がり、「これで最終レースへ勝ち上がるぞ !」 と思った3コーナー進入で、トップのマシンがバランスを崩し、それにぶつかってエンスト!! 「うわ~ヘタこいた!!」 集団にあっという間に追い越され、どうやらビリ5くらいだったらしい・・・。
もちろんこれでスイッチON ! 全開全開でポジションを挽回していったけど、写真のコーナー出口でスピン転倒・・・起こして順位を挽回したところでマタマタ同じく転倒・・・そしてまた転倒・・・結局レース中に3回"半"転倒してしまい、追い上げむなしく4位でした。
ウサギ的なレース展開でしたが、スイッチが入る事を思い出せたので良かったかも。でももうYZ800は卒業しよう・・・。
クリスマスも過ぎ、いよいよお正月の準備でしょうか?
今年は辛い出来事が多かったけれど、気を持ち直して行こうと思っています。
皆さんにも良い年が訪れますように・・・良いお年をお迎えください。
難波恭司
10月27日(土)、富士スピードウェイで開催されたFUJI SATURDAY ROAD RACE第3戦・JSB1000クラスにYAMAHA のYZF-R1で参戦しました。
事前の準備やマシン整備など仲間に助けられ、レース勘も10月7日に北海道・十勝で行われた4時間耐久レースでリハビリし、この春から何度も行ったスポーツ走行を経て綿密なスケジュールのもと、この日を迎えました。
それでも心配性な難波は、いろいろなものをサーキットに持込み、うちのトランスポーターは荷物でパンパンになってました。(その結果、いいこともあったのですが)
事前に調べていた天気予報では、練習日の26日金曜日が雨。翌日のレースは、うまくいけばくもりか!? という状況だったのに、金曜日になって「台風が発生してる」という情報が。
もうっ、誰!? 台風を連れてきたのは!!
レース当日は、やっぱり雨。
ドライタイヤにもウォーマーを巻くかどうか、悩む余地もないくらいの雨雨雨雨・・・。
しかも、JSBクラスの予選直前には濃い霧が発生して・・・。
15分遅れでスタートした予選。コースコンディションを見ながら周回を重ねで徐々にタイムアップ。サインボードで「P1」を確認したところでピットイン。
コンディションが悪かったこともあり、予選時間を5分ほど残してアタック終了。シリーズチャンピオンがかかっている2台がさらにタイムを縮めてきて、ドキドキしたりもしたけれど、辛くもポールポジションを獲得することができました。
難波恭司のコメント:「キリと雨がひどくて…。決勝も同じタイヤで走るから、タイヤ温存のために、早めにアタックを終了しました。(ホントはライダーの体力温存のためだったけど・・・)」
一時は霧雨になっていたのに、JSBクラスの決勝進行が始まる頃には再び強い雨が・・・。
コースコンディションを確認しながらのサイティングラップを終え、グリッドに向かいます。
JSBクラスの前に行われたレースをモニターで見ていた時、スタートシグナルのタイミングが妙に速く、そして掴みにくいと感じていたので、ちゃんとスタートできるか心配していたのですが・・・。
更に。。。フロントロー・グリッドの路面は、スタート&ゴールラインの手前が1m程黒いペイントで塗られている・・・誰でも知っているけど、濡れたペイントはメチャクチャ滑るよね・・・滑るのっっっっ!
「こりゃ参ったな」と考えながら1周のコース確認で考えたのが「タイヤ2回転まではクラッチミートをゆっくりと・・・」だった。
コースは水はけを考慮して若干右下がりの傾斜付き。これへの対策も考えて、グリッドに並べるマシンの頭を僅かに左へ振る・・・これでもしホイールスピンを起こしても加速しやすいはず・・・と、信じて。
オフィシャルがコースから退去し、レッドシグナルが点灯、すぐにSTARTの表示。
やはりというか何というか、いざスタートとなるとタイヤ2回転が我慢できず、まだリアタイヤがペイントに乗っているうちにスロットルを開けてしまった! もちろん見事にホイールスピン・・・でも隣のライダーたちも同様でした。
それでも、1コーナー出口ではブレーキングを遅らせてトップに立ち、少しずつその差を広げていきます。
シリーズ戦チャンピオン争いをしている2番手、3番手の両ライダーが2位争いのバトルを繰り広げているレース中盤では、その差を3秒程度まで広げることができていました。
そしてそれは9周目だったらしい(後で触れるが・・・)。
2台のバックマーカーが見えてきました。パスするのに時間をかけている間に、2番手の中村選手との差が一気に縮まって迎えたラストラップ(だったらしい・・・)。後半のセクションでついに、中村選手に追いつかれてしまい、最終コーナー進入でインを刺されてしまった。
この時点では最終ラップで仕掛けるチャンスを・・・と、その最終コーナーを立ち上がると、見えたのはコントロールライン上で黄色く点滅するシグナルとチェッカーフラッグ。「えぇぇぇぇっ!!」
そしてトップが通過後に「9LAPS」に変わり、10周目に突入したことを知らせる(らしい・・・)。
普通ならレーススタート後、1周回ってくると9Laps、次に回ってくると8Laps、そしてトップが最終ラップに入るタイミングでは「1Laps」と表示されるのだが・・・ローカルルールとはまさにこのこと。
トップが周回遅れに追いついてもブルーフラッグは振られないし、あれこれ大人気なく「言い訳」してみるが、分りやすく簡単に言えば「結果2位」なのでした。
応援してくれたみんなに顔向けできない・・・と、手前のガードレールに隠れてみたり、コントロールタワー前のマーシャルカーの陰に隠れてみたりしたが、オフィシャルに「早くしてください!」と更に追い討ちをかけるがごとく怒られた。
それでもピットに戻ると、仲間たちから「2位おめでとう」と迎えられました。みんなこのドジな展開を知っていたので、大笑いしながら迎えてくれたのでした。
今回は、あいにくウェットレースとなり、マシンやタイヤ性能差が出にくいレースとなってしまったけれど、久しぶりの参戦で再び感じたレースの緊張感とそこから生まれるワクワク感は心地よいもので、「やっぱ、レースって良いよな!」と、改めて思ったのでした。
このレース参戦に関し多くの方に支えて頂き、そしてご声援もたくさん頂きありがとうございました!!
【2007 SUGO 24houer Enjoyment in Race 】
今年は開催決定発表が大幅に遅れ、準備期間も殆ど無い状況でしたので、正直に言うといつもの半分程度の参加になるのではないか??? と思っていました。ところがフタを開けたら20チームもの参加を頂き、改めてこのレース継続開催の必要性、いや「これまで参加していただいたチームの方達に愛されているレースなんだ」というのが分りました。
毎年遠方にも関わらずこのSUGOに集まり、仲間と一緒に夢中で走り続けるレース。速さだけでなくチームワークの大切さ、そしてレースへの準備が勝敗に大きく左右することなど、長時間走るレース以上に「長期間」レース参戦へ携わる必要があるレースが、この「エンジョイメント・レース」の醍醐味だと思っています。
参加チームの方達には、見事にこのレースの魅力にハマり、モータースポーツの原点である「楽しさ」だけでなく、難しさや悔しさ、そして夢中になる時間から受ける感動などを理解して頂いたと実感しました。
motoGPなど2輪レースの頂点でもこの感動は全く同じ。モータースポーツだけでなく、全ての「スポーツ」の世界から受ける感動は何にも変えられない魅力ではないでしょうか? もちろん「見る」スポーツもあれば「やる」スポーツもある。見るだけじゃなくて「やる」ことで更にそのスポーツの魅力は膨らむはずですね。
この写真はチームのヘルパーとして大活躍してくれた少年のショットです。ピットインしたマシンをライダー交代毎にコースイン・ゲートへ押して(走って)行く役目をしていました。彼の顔からも夢中で役目を成している事が良く伝わってきますよね・・・。彼がこのレースに参戦できる(年齢が達する必要あり)よう、皆さんとこのレースを育てて行きたいと思っています。
今後はSUGOでの主催となりますが、アクションクルーも積極的に盛り上げて行きますので、今後ともよろしくお願いします♪
参加チームの皆さま、そしてレースを支えてくださったSUGOオフィシャルの方々、ありがとうございました!! またお会いしましょう。
難波恭司